捨てられないチラシの作り方には工夫が大切!
商品やサービスの宣伝方法として、チラシが有効活用されることも多いです。しかし、チラシを作成してもその多くが捨てられてしまえば、期待する効果を得られない可能性があります。
チラシによる宣伝で売り上げを伸ばすためには、捨てられないチラシを作れるかどうかが重要です。
今回は、捨てられないチラシの作り方やよくある質問を解説します。この記事を参考にすれば、チラシによってユーザーに有益な情報を届けることができ、最終的な成約にも繋がる可能性が高まりますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
捨てられないチラシの作り方
捨てられないチラシの作り方で、意識すべきポイントは下記の5つです。
- キャッチコピーの位置を考え目立たせる
- ユーザーに利益となる情報を入れる
- ターゲット層を明確にする
- デザインを工夫する
- 文字は読みやすい大きさにする
チラシを作成する際には、少しの工夫を加えるだけで捨てられないチラシになりえます。現在のチラシの反響率に満足がいかない場合には、上記を意識した上でチラシの作り直しを検討してみてください。
キャッチコピーの位置を考え目立たせる
捨てられないチラシを作るためには、キャッチコピーを記載する位置を工夫し、より目立たせることがおすすめです。チラシの中で、一番ユーザーの目を惹きやすいのが「キャッチコピー」です。
キャッチコピーの位置や内容が悪ければ、ユーザーはチラシを捨ててしまいかねません。キャッチコピーの位置を決める際には、人の視線の動かし方を意識しましょう。
人の視線は、横書きのチラシは「左上から右下へ」、縦書きのチラシは「右上から左下へ」移動します。つまり、自然に誘導できる位置にキャッチコピーを配置すれば、読んでもらえる可能性が高まります。
また、キャッチコピーの内容を疑問系にするのもおすすめです。「離婚を考えている方は相談を」というキャッチコピーより、「離婚したいと悩んでいませんか?」という表現の方がチラシを読むハードルを下げられる可能性があります。
いきなり相談を促してしまうと、続きを読もうとする心理が薄れてしまう場合があります。疑問系にして、キャッチコピーの内容が本当かどうかを気にしてもらえればチラシの効果を高められるでしょう。
ユーザーに利益となる情報を入れる
ユーザーにとって利益となる情報が記載されているチラシの場合は、捨てられてしまう可能性が低くなります。人は「得をするチャンスを逃すこと」に対して大きな損失を感じる傾向が強いです。
つまり、チラシを捨てることを損失だと思わせることができれば、チラシが捨てられない状態を作ることが可能です。お得感をアピールするためには、クーポンや割引きなどをつけて、チラシを持っている人のみを対象とした割引きを行いましょう。
また、クーポンや割引き以外にも、ユーザーが見返したくなるお役立ち情報を記載するのもおすすめです。定期的に必要となる情報を記載しておけば、長期的にチラシを保存しておいてもらえる可能性も高くなります。
ターゲット層を明確にする
捨てられないチラシを作成するためには、ターゲット層を明確にしましょう。チラシの内容とターゲット層が合っていると、捨てられづらいチラシになります。反対に、チラシの内容とターゲット層がずれていると、ユーザーは興味を持たないためすぐに捨てられてしまう可能性が高いです。同業他社のチラシに埋もれてしまう恐れもあるので、チラシのターゲティングをする際には、年齢や性別、住所、家族構成、ライフスタイルなどで絞ると差別化できるためおすすめです。
デザインを工夫する
チラシのデザインを工夫することで、捨てられないチラシを作成することが可能です。ユーザーは、毎日多くの広告を目にするため、似たようなチラシのデザインでは興味を惹けない可能性があります。存在感をアピールするには「一般的な形とは異なるチラシ」にする方法があります。
例えば、状況に合わせて封筒型・透明袋型・冊子型等のチラシを利用すると、様々な印象を与えられるでしょう。
封筒や袋の中に、おまけや開いた人だけがもらえる割引き券を入れれば、ユーザーの興味を惹きやすくなります。チラシの内容を変えずに、デザインを工夫するだけでチラシを読んでもらいやすくなるため実践してみましょう。
文字は読みやすい大きさにする
捨てられないチラシを作るためには、重要な部分の文字を大きくすることも大切です。同じ文字の大きさだと、何が重要なのかがわかりません。ユーザーはわかりづらいと判断すると興味を損ねてしまう可能性があるため、重要な部分とそれ以外を差別化しましょう。
例えば、キャッチコピーをメインとして、注意書きや商品説明を小さくするだけでも、見やすさが大きく変わります。
ただし、全ての文字を大きくすれば良いというわけではありません。優先的に読んで欲しい部分だけを強調して、メリハリのある読みやすいチラシを作成しましょう。
捨てられないチラシの配布事例
ポスティングでは、広告物を人の手で直接ポストに投函するため、新聞折込などでは挟み込めない形状の広告物を配布することができます。通常の紙チラシとは異なり多少コストはかかりますが、家の中に持ち帰ってもらい、且つ保存率がアップする可能性が高いため、自社のサービスに合った形状を採用することによって反響率が格段に上がることが期待できます。
形状には様々ありますが、いくつか実施事例を挙げながらご紹介をさせていただきます。
▼マグネット広告
ポストに投函される広告物としてよく見られる形状ですが、保存率が比較的高いため、水のトラブルや鍵のレスキューなど、すぐに必要ではないけれど、いざというときにすぐに連絡する必要がある業種が多くこの形状を採用しています。冷蔵庫など目に入るところに貼っておけば何かあったときにすぐ連絡できるのも安心です。即レスを求めない業種に適しているともいえます。
▼個別DM風
封書などを用いてDM風の広告物を採用するケースもあります。ポストから出した際に通常の宣伝チラシとは形状が異なるため、そのまま家に持ち帰ってもらえる可能性が上がります。また、封書のため中身の確認をしてもらえることから、広告の内容に目を通してもらえる可能性にもつながります。
▼シール付き
ペラのチラシの形状であっても、シールをつけると反響が上がる場合があります。シールならば、嵩張らない上にどこかに貼ってもらえるだけで広告宣伝効果が期待できるため、コスト面で考えても比較的取り入れ安い手法になります。また、保存期間も比較的高いので長期的なレスポンスも期待できます。
▼サンプル付き
ポストに投函できる範囲であれば、サンプルなどをチラシと同梱してポスティングすることも可能です。ポケットティッシュや小型のうちわなど、使用しやすい形状のものはもちろん、最近ではマスクや除菌シートなどの需要の高い商品を同梱するケースもあります。但し食品などは、衛生上の問題もありますがポストに投函するものになりますので、あまりお勧めは出来ません。
▼パンフレット・冊子
パンフレットや冊子は、ペラのチラシでは情報量が詰め込みきれない商材を宣伝する際に適しています。また、収まりやすく比較的保存しやすい形状にもなるため、宅配サービスなどにもよく取り入れられています。弊社では、パソコントラブルなどの出張訪問の案件において、パンフレットの形状をご提案しポスティングを実施したところ、保存率が高いため定期的に連絡がもらえるとのお声をいただいております。
また、形状以外にも広告物を制作する上でのポイントをいくつかご紹介させていただいていますので、こちらもぜひご参考になさってください。
捨てられないチラシでよくある質問
捨てられないチラシの作成方法でよくある質問は、下記の2つです。
- 捨てられるチラシの特徴は?
- チラシを見て必要か不要か何秒で判断される?
捨てられないチラシを作成するためには、作り方以外にも人間の特性を理解する必要があります。捨てられないチラシだけでなく、捨てられるチラシの特徴も理解しておくと、致命的なミスを防げるためおすすめです。
捨てられるチラシの特徴は?
捨てられる可能性が高いチラシの特徴は、読みづらく何が重要なのか理解できない内容のチラシです。ユーザーのもとには日々数多くのチラシが届いており、全てのチラシに目を通す訳ではありません。
情報量を多くして、ユーザーにとって有益な情報を盛り込んだとしても、読みづらく要点がわからないチラシになってしまうと、目を通してもらえずそのまま破棄されてしまう可能性が高まります。
そのため、小手先のテクニックよりも、読みやすくわかりやすいチラシになるよう心がけましょう。
チラシを見て必要か不要か何秒で判断される?
チラシを見てから、自分自身に必要かどうかの判断するまでの時間は「約3秒」と言われています。つまり、チラシを見てから3秒でユーザーに興味を持たせられるかどうかが勝負です。
3秒以内にユーザーの興味を惹きつけるためには「チラシを持参した方限定で全品20%オフ」のような惹きつける文字を入れるのがおすすめです。
お得な情報を記載することで「チラシを持参するだけで全品20%オフなら行ってみようかな」と瞬時にユーザーの興味を惹き出せます。
捨てられないチラシを作成して自社の集客を増やそう
捨てられないチラシを作成できれるどうかで、自社の集客率が大きく変わります。これからチラシを作成する人だけでなく、チラシで思ったような効果を得られていない人は、見直しが必要かもしれません。
また、チラシの作成方法だけでなくポスティング方法を工夫すれば、チラシの効果を高めることも可能です。ポスティング業者への依頼も検討しているのなら、全国へのポスティングに対応している株式会社ラインへぜひご相談ください。
この記事を書いた人
ライン編集部
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